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青葉区随想 1332017/11/10
NO.133 謙虚で真摯な姿勢

 第48回衆議院総選挙が終わった。昨年来、都議会のドンという対立軸をテコとして、都知事選挙、そして都議選での都民ファーストの会圧勝へと一気に駆け上がってきた小池百合子氏が、「排除」という言葉によって大きく失速してしまった選挙であったように思う。日本の「和を以て貴しとなす」という国柄には、「排除」という言葉は違和感を以て拡散され、正に小池氏率いる「希望の党」が排除されそうになったわけだ。
 ただ、小池氏がフリーの記者から誘導質問され発した「排除いたします」という言葉の一部だけをメディアが繰り返し報道したのは、ある意味、メディアによる保守・改憲勢力を排除しようとする意図を感じざるを得ない。そして、日本人が好む「判官びいき」と相まって、結果的にそれが立憲民主党を利する流れになったのだろう。もっとも私自身は、選挙戦後半、小池氏が他の野党と同様に「モリ・カケ問題」を言い出した瞬間から大いに失望し、シンパシーを感じなくなってしまったのだが。
 さて、総選挙自体は自民党が勝利する形となったが、倒閣運動に邁進している朝日新聞などは投票日翌日の社説で次のように書いている。
「選挙結果と、選挙戦さなかの世論調査に表れた民意には大きなズレがある。」
 よっぽど自民党そして改憲勢力の勝利が悔しかったのだろうが、自民党が大敗すれば有権者の審判だと嬉々として社説に書く大新聞の幼稚なダブルスタンダードには辟易する。実際、選挙中、株価は21年ぶりに2万1千円台に達し、その後、上昇し続けた。それは暗に安倍政権継続への市場の期待が背景にあるはずだろうが、私は改めて学校教育におけるメディアリテラシーや主権者教育の必要性を感じた次第だ。
 「今まで以上に謙虚な姿勢で真摯な政権運営に努める。」
 投票日翌日の記者会見で安倍総理はそう述べられた。しかし、謙虚で真摯な姿勢に立ち返らねばならないのは、国益を無視し、偏向報道をし続けるメディアの方ではないのか。

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