青葉区随想 1402018/06/08
NO.140 青葉区は長寿日本一
先日、厚生労働省の発表で、青葉区の男性の平均寿命が83.3歳で全国1位になったことがわかった。ちなみに、女性の平均寿命は88.5歳で全国9位であり、青葉区は全国1,888市区町村の中で男女総合1位と言って差し支えない。
人口31万人の大都市圏にある青葉区が、長寿で有名な沖縄の村などを抑えて、全国トップであることは非常に驚くべきことである。その理由として、青葉区民の適度な運動、健康的な食生活習慣等が挙げられているが、その根底には、やはり平均所得の高さや高学歴等が大きく影響しているのではないだろうか。
また、青葉区民の特筆すべき点として、喫煙率の低さが挙げられる。青葉区ではたった一割の人しかタバコを吸わないというデータが出ているが、おそらくこれは全国で一番低い数字ではないかと思う。
実は、私は神奈川県議会で最もタバコ対策を推進してきた政治家という自負がある。私は、議員になった最初の年(平成15年)に、神奈川県政史上初めてタバコ対策について本会議で質問し、2年目以降も、医療や経済など様々な角度から毎年しつこくタバコ関連の質問を続けた。結果的に、それが当時の松沢県知事に少なからず影響を与えたはずであり、平成22年施行の全国初の受動喫煙防止条例につながったのだ。
神奈川県の条例は、現在、他の地方自治体のお手本にもなっているが、2020オリンピック・パラリンピックに向けて、今後、東京都や国がどのようなタバコ規制の条例や法律を制定するかが注目されている。私自身もJTや喫煙者の権利を理解できなくもないが、せめて世界標準並みの規制をかけてもらいたいと思う。
今年度、県議会では、私は自民党県議団の団長を仰せつかり、防災警察常任委員会、社会問題・安全安心推進特別委員会、予算委員会に所属することになった。任期4年目の最後の年であり、一歩先ゆく街・青葉区選出の政治家として、旗幟鮮明に、しっかりと責任を果たしていきたい。