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青葉区随想 1542019/08/23
NO.154 あいちトリエンナーレ2019

 愛知県などが支援する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕から3日で中止に追いやられた。大村愛知県知事は、中止の原因をFAX等による脅迫だとしているが、その展示内容について、そもそも同芸術祭会長代行の河村たかし名古屋市長が「日本国民の心を踏みにじるもの」と知事に抗議していた。そして、この抗議に対し、今度は大村知事が「表現の自由を保障した憲法21条に違反する疑いが極めて濃厚」と河村市長を逆に批判するというバトルが続いている。
 さて問題の展示物であるが、昭和天皇の写真をバーナーで焼いてその灰を足で踏みつける映像、日本を貶めるために韓国が世界中に設置しようとしている慰安婦像、特攻隊員の寄せ書きのされた日章旗を用いた「間抜けな日本人の墓」といったものである。普通の感覚を持った日本人なら、これらは正に日本人に対するヘイトだと感じるのではないか。こんなものは芸術でも何でもなく、行政が公金を使って支援するようなものでもないだろう。
 しかし、予想通り、朝日新聞を始めとする左翼メディアは今回の責任者である芸術監督を擁護し、今後の表現の自由について憂慮する報道を繰り返している。中韓を批判するものはヘイトであり、一方で日本を侮辱し貶めるものは芸術だというダブルスタンダードが今の日本のマスコミ界にはある。多様性を認めろと言いながら、自分達の意に沿わないものは排除しているのだ。
「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」これはフランスの哲学者ヴォルテールの言葉とされているが、言論の自由・表現の自由を考える上で大切なスタンスだと思う。
 しかし、どう考えても、天皇の写真を燃やし、国旗を冒涜するような行為は決して許される自由ではないと私は思う。願わくは、この不自由展を再開してもらい、許されない自由を学ぶ反面教師の場にしてもらいたい。

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