NO.1 雲外蒼天の章へ

 先月の統一地方選挙において、再び皆様からご信任をいただき、県議会議員として私の6期目がスタートした。そして同時に、今月、私は還暦を迎える。これを一つの区切りとして、主題としてきた「旗幟鮮明」という言葉を「雲外蒼天」に変えたいと思う。
 その意味するところは「どんな試練でも、努力して乗り越えれば快い青空が望める」というもの。3年にわたるコロナパンデミックという暗雲を突き抜ければ、そこには青空が広がっているという希望を、私はこれからも多角的に発信していきたい。
 さて、4月15日、和歌山市の雑賀崎漁港で岸田総理が襲撃されるという事件があった。結局、爆発は起きても幸い総理にけがはなく、犯人は現行犯逮捕された。誰しも昨年7月の安倍元総理暗殺事件を思い浮かべただろうが、事実として、アベガー達(ネット等で過激に安倍氏を批判する勢力)が容疑者を英雄視してきた背景が今回の暴挙の遠因になっていたのではないか。
 実は和歌山市の襲撃事件の前日、作家で法政大学教授の島田雅彦氏が自身のネット番組で「(安倍元総理の)暗殺が成功して良かった」と述べ、炎上していた。正にリベラル界隈の本音がよく分かるが、今尚、安倍批判だけを執拗に繰り返す新聞やテレビも同罪だ。
 論語に「六十にして耳順う(みみしたがう)」とある。私はこれからも小さな声に耳を傾けて、本当の真実を皆さんに伝えていきたい。そして6期目も、引き続きメディアリテラシーをしっかり学校教育に位置付けるよう訴えていきたい。
 統一地方選挙の最終日、友人が私の演説をYouTubeにアップしてくれたのだが、速攻でBAN(削除)された。新型コロナワクチンに関する部分が引っかかったようだが、今後も私は理不尽な言論統制に屈せず、旗幟鮮明に主義主張をしっかりと貫いていくつもりだ。