NO.239 山中竹春横浜市長が辞職

 全国で最も大きな政令指定都市である横浜市の山中竹春市長が任期途中で辞職した。以前にも書いたが、今年1月、当時の人事部長が実名で記者会見を開き、市長のパワハラを白日の下に晒したことで全てが始まった。
 その後、3月から外部弁護士による第三者委員会の調査が始まり、7月30日に報告書が提出され、山中市長による人事部長や幹部職員への暴言や威圧的態度等が「重大なパワハラ行為」と認定された。人事部長が記者会見で述べた通り、「ポンコツ」「人間のクズ」「できなければ切腹」といった侮辱的発言、怒鳴る・書類を投げつける威圧的行為等が全て事実だったのだ。
 この報告書を受けて、8月中旬、横浜市会は山中市長が出席する総務委員会を開催。各党・各会派から長時間にわたる厳しい質疑が行われ、山中市長はその都度、曖昧な答弁と謝罪を述べ続けた。そして、時には涙を流す場面もあったが、続投への意欲をのぞかせていた。
 しかし、8月14日、自民・公明・立民の主要会派が山中市長に辞職の申入れを行い、最後は本人も後援会役員と会合を行なった上で、8月28日、辞職を表明した。その結果、10月4日告示、10月18日投開票の市長選挙日程が確定している。
 そもそも、前々回、IRを巡って自民党が分裂選挙を行い、その結果、当時からパワハラ疑惑のあった人物が市長となってしまった。2期目である前回選挙は、自民党まで山中支持に回ったが、それら一連の流れがパワハラを増大させた要因ではないか。しかも、今回、パワハラ認定に3200万円の余計な経費が掛かり、市長選挙に15億円掛かるが、全て税金なのだ。  
 これから、ぞろぞろと市長候補者が名乗りを上げてくるだろうが、あらゆる意味で日本一の横浜市にふさわしい人物が選ばれることを期待する。さらに県議の立場で言えば、現在、神奈川県と横浜市で軋轢が生じている特別自治市問題に関して慎重である人物が市長になってもらいたいと切に願う。