NO.13  6653億円の無駄

 4月15日、朝日新聞等が次のニュースを発信した。

『コロナワクチン廃棄2億4千万回分 厚労省「無駄とは考えていない」』

ご承知の通り、新型コロナワクチンは3月末で全額公費負担が終了したが、厚労省は有効期限の前であっても4月以降、速やかにワクチンを廃棄するよう自治体に求めていた。

厚労省によると、これまでのワクチン購入の契約量は約9億2840万回分。この内、約2億4415万回分が廃棄の対象になり、概算で廃棄分は約6653億円になるという。この金額は政令市である相模原市の年間予算額よりも大きい数字であるが、驚くことに厚労省は無駄とは考えていないという見解を示した。

以前から述べているが、日本はブースター接種(3回以上の接種)が圧倒的に世界一であり、世界で最も新型コロナワクチンを外国から買わされた国である。その結果、感染者数が世界一になってしまった国でもあり、私自身は6653億円という莫大な税金が無駄になったことに憤りを禁じ得ない。これだけの金額があれば、今すぐに様々な福祉政策を実施できたはずではないか。

そんな中、小林製薬の「紅麹」ばかりがバッシングの対象になっているが、一方で、接種後死亡者が2000人以上報告されている新型コロナワクチンが全く問題にされないのは余りにも理不尽ではないか。これこそが、正に社会の闇なのだ。

4月11日、私は山口県長門市にある安倍家のお墓に有志でお参りをした。あの事件から2年近く経過しても暗殺事件の真相究明が全く行われず、公判も開かれない現状を憂いながら、私は安倍先生のご冥福をただひたすらに祈った。(私は本当の実行犯は山上ではないと考えている)

LGBT理解増進法成立、裏金問題発覚等、安倍先生の側近と言われた人達が、結局、安倍先生を裏切った。忘恩負義であってはならない。