NO.21 保守政治家の使命
昨年の漢字は「金」、流行語大賞では「ふてほど」が年間大賞となり、「裏金問題」「50−50」「名言が残せなかった」等がトップ10に入った。
ちなみに「金」という漢字が選ばれるのは5回目であり、年間大賞となった「ふてほど」は、宮藤官九郎氏が脚本を手がけたドラマ「不適切にもほどがある!」を略したものだ。
ただ、多くのネット民が勘違いしたように、最初に「ふてほど」という言葉を聞いた時、「不適切報道」の略だと私自身も本気で思った。
何故なら、米国大統領選挙や兵庫県知事選挙の結果が示したように、昨年はTVや新聞の報道は嘘だらけだと判明し、有権者の信頼を失い、オールドメディアが終焉を迎えた年ではなかったか。もちろん、私自身は、これまで既存メディアの嘘については何度も言及してきたが、多くの国民・県民がやっと気づき始めた年だったと思う。
今年、国会では103万円の壁の議論と同様に、オールドメディア推奨の選択的夫婦別姓制度の議論が本格化するだろう。これに関して明確に反対を表明している政党は、参政党と日本保守党だけであり、保守政党であるはずの自民党内では意見が分かれている。
この状況は地方議会も同じであり、実際、同僚の自民党県議らも「選択的なのだから夫婦別姓でも別に構わないではないか」と言い始めた。
彼らは夫婦別姓が強制的親子別姓であり、兄弟別姓もあり得ること、そして、家族の一体感を無くして従来の戸籍制度をも破壊することを知らない。また、直近の世論調査で同姓維持のまま旧姓の通称使用法制化を望む声が一番多いことさえ理解しない。
日本における氏姓制度の歴史は中韓とは全く違う。世界一とも言われる公証の力を有する日本の戸籍制度を守る事が保守政治家の使命だ。