NO.219 選択的夫婦別姓に断固反対

令和7年は戦後80年であり、昭和100年にあたる。そして、2025年問題といったように今まで批判的に扱われてきた本年は、節目の年でもある。
 その1月1日に私が最も驚いたのは、産経新聞元旦号の次の一面記事であった。
『別姓 小中学生の半数反対 「自分はしない」6割』
 選択的夫婦別姓制度については、年初から立憲民主党が民法改正案提出に意欲を示しており、参政党・日本保守党を除く野党と公明党、さらには自民党にも推進派が多くいる。
 私自身は選択的夫婦別姓に関しては一貫して反対を表明してきたが、産経新聞元旦号では、今までの議論に欠けていた子供の視点の調査が行われ、子供達が夫婦別姓を望んでいない実態が浮き彫りになった。選択的夫婦別姓が始まれば、それは強制的親子別姓になるのだから、当事者の子供達が不安に思うのは当然なのだ。しかし、神奈川県の自民党県議でさえ、その視点に思いが至らない情弱者がたくさんいる。もっと勉強してもらいたい。
さて、先月25日、日中外相会談が行われ、岩屋外相が王毅外相に対して「歴史問題では村山談話の明確な立場を引き続き堅持し、深い反省と心からの謝罪を表明する」と述べたそうだ。あくまで中国側の発表ではあるが、石破政権はどこまで日本の国益を失おうとしているのか。安倍談話において、歴史問題で子供達にこれ以上謝罪させてはならないと安倍総理が苦心されたのを忘れたのか。
 大晦日のNHK紅白歌合戦では、南こうせつさんが「神田川」を披露した際、その胸元には安倍総理が着けていた物と同じブルーリボンがあった。ブルーリボンは北朝鮮に拉致された日本人を救出する運動を象徴するものだが、NHKの検閲をすり抜け、南こうせつさんの発信は結果的に多くの国民に感動を残した。
 一方、神奈川県議を始め、ブルーリボンを着けようとしない政治家がたくさんいる。北朝鮮を批判せず、自らの不作為を恥じず、中国に媚びるだけの政治家は日本に必要ない。