NO.28 県立高校での偏向教育!?

 7月22日、私は文教常任委員会で質問を行った。それは、昨年11月15日、県立相模原中等教育学校が神奈川新聞社の有名な記者を講師に招いて歴史総合の特別授業を行ったことを糺すためである。
 この記者とは、先日、参政党の記者会見から締め出され、TBSの「報道特集」でも被害者として取り上げられた石橋学記者である。参政党の声明では「同記者が参議院選挙期間中、しばき隊と呼ばれる団体と行動を共にし、本党の街頭演説で大声による誹謗中傷などの妨害行為に関与していたことが確認されたから」とのこと。つまり、記者というより、落選運動を行う活動家だからという意味だろう。
 さて、先述の県立高校では「現代のレイシズムとしてのヘイトスピーチ」というテーマで授業が行われた。外部講師の選定に関する規定は県教委には無く、現場の担当教諭が申請をあげて校長が許可すれば良いだけということだ。さらに、規定にそって謝金が支払われ、今回は3万円も支払われたそうだが、生徒の保護者からはこの講師に対する不安の声が上がっていた。
 私は神奈川新聞を愛読しているが、ほぼ毎日、差別やヘイトスピーチについての当該記者の署名記事が載っている。記事では「日本人ファースト」を外国人を劣位に置く差別排外主義とし、参政党を極右政党と敵視して参議院選挙中、明らかに落選運動を行なっていた。また、この記者は特定の政治家をレイシストと断定的に書く方であり、その言語感覚は私とは到底相容れない。
 私は、外部講師の選定にあたっては、生徒達のメディアリテラシーを涵養し、また中立性を担保する上で、政治的バランスに十分配慮すべきだと強く要望した。(詳細は県議会HPの文教常任委員会録画(17分30秒〜)をご覧ください