NO.4 LGBT理解増進法施行
6月23日、LGBT理解増進法が施行された。当初から私はこの法案に反対の立場で様々な発信をしてきたが、あっという間に衆参両院で可決され、施行されてしまった。実は、6月上旬、仲間の地方議員らと共にこの法案(議員立法)を推進する国会議員達と面談し、直接、激しい危機感を訴えていた。
しかし、結果は前述の通りで、私は圧倒的な無力感を覚えざるを得なかった。G7諸国にさえ、LGBTに特化した法律を持つ国は存在しない。にも関わらず、駐日エマニュエル米国大使に促されるまま、いとも簡単に法律ができてしまう日本は、いわば、未だにGHQ占領下のままではないか。
実際、米国では行き過ぎたLGBT政策に歯止めをかけようとする動きがある中で、元来、LGBTに寛容な風土と宗教観を有する日本が世界の先頭を走る必要性は全くないはずだ。しかし、残念ながら、今後、学校教育や民間団体においてLGBTの理解増進に向けた様々な授業や研修等が行われていくことになるだろう。神奈川県においても、それを推進する責務が課せられることは言うまでもない。
法律には、政府がその運用に必要な指針、即ち、ガイドラインを策定するよう書かれている。既に、埼玉県のように暴走している自治体もあるが、一刻も早く、日本の国柄に沿う誰もが納得ができるガイドラインを策定してもらいたい。その上で、行き過ぎた自治体の条例や教育委員会の暴走を止めるべきだ。さらには、米国でも問題になっている女性の人権やトイレ等の女性スペースを守るための措置も絶対に必要であろう。
私は、この法律は、日本の家族制度や和を尊ぶ国柄、さらには皇室制度をも破壊させてしまうものだと思う。安倍総理が亡くなられて一年余り、急速に日本がおかしくなってきたと感じているのは私だけではないはずだ。