NO.202 XBB対応ワクチン

 今夏は猛暑日が続き、熱中症のニュースが毎日のように地上波で流されている。一方で、4年ぶりの夏祭りも各地で再開されているが、そんな暑さの中でも未だにマスクをしている人達が大勢いるのには驚くばかりだ。以前にも述べたが、マスクに感染予防効果はなく、実際、TVで引っ張りだこであった感染症専門医の忽那賢志氏も4年前はそのように述べていた。
 さて、7月26日、新型コロナワクチンについて日本医師会は「すべての人への積極的接種呼びかけは不要」と記者会見で新たな認識を示し、同時に「ワクチン接種後に体調を崩した人への対応が非常に重要であり、医師会としても尽力したい」と初めてワクチン被害者について言及した。
 遅過ぎるとはいえ、これ自体は歓迎すべきことだと思うが、7月28日、厚労省は今秋以降の接種に備え、新型コロナワクチン2500万回分購入でファイザー、モデルナと合意したと発表した。ファイザー2000万回分、モデルナ500万回分のXBB対応1価ワクチンであるが、世界に先駆けて接種するのは日本であり、またも日本人が実験台となる。しかも前人未到の7回目接種だ。
 実は、同日、厚労省ワクチン副反応検討部会が開催され、その中で4月末までの接種後死亡者数が2076人と公表された。そして、昨年8月に死亡した14歳女子中学生の事例を2例目のα判定(ワクチンとの因果関係が否定できないもの)とした。しかし、結局、最後は部会のメンバー全員が「ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」という結論で終了している。
 この国は狂っているのではないか。なぜ、立ち止まろうとしないのか。一体、何人死ねば、ワクチン薬害や米国への隷従から目覚めるのか。
 私の周りには、「そうは言ってもコロナワクチンによって何万人も救われているではないか」という人がいる。だが、私はそれは類推で表層的な部分だと思う。将来に起こり得る重大なリスクこそ問題ではないか。