NO.225 日本人ファースト!?

 日本の国土が外国資本、特に中国人に買われていることを知っているだろうか。これまでも、長崎県対馬での韓国資本による土地買収や、北海道での中国資本による森林取得などが問題視されてきた。
 直近では、浅草の雷門近くのビルが5億円で中国人に購入されたとか、板橋区にあるマンションのオーナーが中国人に変わった途端、家賃が7万円から19万円に値上げされた事例等がニュースになった。その背景には、インバウンドに伴う民泊需要などがあるが、そもそも、3年前に重要土地等調査法ができたものの、基本的に日本には外国人の土地買収に対する規制がないのである。
 中国、フィリピン、タイ、インドネシアなどは、原則として外国人や外資の土地所有は認めておらず、2013年に中国が「一帯一路」構想を打ち出してからは、オーストラリアやニュージーランドでも規制を強化している。日本の場合、現行憲法で日本人、外国人を問わず財産権が保障されている為か、これまで土地所有を規制する法律が作られなかった。
 しかし、この日本の現状は中国による合法的な侵略ではないのか。媚中議員を中心とする政府の不作為に憤りを感じるが、もっと危機感を持って土地管理を国際標準にしていくべきだろう。
 また、人材の面においても、日本の大学で外国人が優遇されていることが有村治子参議院議員の去る5月の国会質疑で明らかになった。現在、国籍を問わず、博士課程の学生が「次世代研究者挑戦的研究プログラム」で選考されれば、年間290万円(最大3年、4年生の場合は4年)が支給され返済義務は無い。そして、昨年度の受給者10,564人の内、約3割が中国人留学生で占められていた。この事実が公表されたことで、先月、文科省は支援制度の生活費の支給に関しては日本人に限定する見直し方針を示した。
 日本人ファーストを外国人差別だという人がいる。日本が成長して日本人が豊かになることが全てに優先すべきだと私は思う。