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青葉区随想 32006/10/01
No.3(無題)

安倍新内閣が9月26 日に発足し、神奈川県内からは菅義偉氏(総務大臣)、 甘利明氏(経済産業大臣)が入閣を果たした。
今回の組閣を評して、マスコミ各社は、論功行賞重視内閣、側近仲良し内閣、超タカ派内閣と様々に揶揄しているが、私は、安倍総理についての批判の中でも、彼がタカ派と呼ばれることについては以前から違和感を持っている。
嘗て私は、アメリカに本社を置く外資系金融機関に6年間勤務していたが、外国人と一緒に働くにつけ自分が日本人であることを再認識したし、84年前に 来日したアインシュタインが称したように日本は本当に「美しい国」であるという想いも醸成された。それらの経験を踏まえても、安倍総理の思想信条の如きはアメリカ人の有している普通の愛国心に過ぎないし、私自身も同じゾーンに入ると思っている。
さて、9月21日に「日の丸・君が代」をめぐっての不可解な判決が、東京地裁で下された。それは都立学校の教職員ら401名が都教委などを相手取って「入学式や卒業式において国旗国歌に対して起立・斉唱の義務がないことを求めた 裁判」で、判決は原告側の全面勝訴であった。この判決については小泉前総理 も「国旗や国歌に敬意を表すというのは法律以前の問題ではないでしょうかね」とコメントを述べたが、私もこの判決を下した裁判官自身の教養と人格を疑わ ざるを得ないと感じた。
実は、神奈川県においても県立学校の教職員ら152 名が同様な裁判を横浜地 裁に起こしており、彼らの「訴状」の中に名前と言動が幾度も登場してくる唯 一の県会議員として、いわば被告の立場で、私は今回の不当判決を余計に腹立 たしく思ったわけである。当然ながら、東京都はこの判決を不服として控訴したわけだが、日本の司法の良識が今後問われることは言うまでもない。
外資系企業にいた時、外国人の同僚は皆、いつも最後は自国を擁護することに徹していた。日本も、そうすることがタカ派だとは言われない普通の国になって欲しいものだ。

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