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青葉区随想 702012/08/15
No.70(無題)

8月6日、9日と、広島、長崎で平和祈念式典が行われ、今年は、原爆投下を命じた米国トルーマン大統領の孫が初めて参列した。時代がやっと変わってきたのかという思いもあるが、彼が被爆者に対して謝罪をしたわけでは決してない。以前にも述べたが、広島の原爆死没者慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 
過ちは繰返しませぬから」には主語がなく、その中に垣間見える日本人に押し付けられた贖罪意識が無くならない限り、本当の慰霊にはならないのではないか。碑文に関する広島市の見解は、原爆の犠牲者は単に一国一民族の犠牲者ではなく、人類全体の平和の礎となって祀られており、碑文の中の「過ち」とは人類全体が犯した戦争や核兵器使用等を指すのだそうだ。そうならば是非、今尚、ウイグルやチベットを侵略し、核兵器の照準を日本に向けている中国に対して広島から抗議の声を上げてもらいたい。
その後、8月10日には、韓国の李明博大統領が我が国の領土である竹島に大統領として初めて上陸。日本政府はそれに強く抗議し駐韓大使を帰国させた上、戦後3回目となる国際司法裁判所への提訴の検討に入ったが、韓国側は、裁判になれば不利だと承知しているから今回も提訴に応じる筈はないだろう。さらに、その翌日のロンドン五輪サッカー男子の銅メダルをかけた日韓戦終了後に、韓国選手が「独島は我が領土」というメッセージを掲げる行為を見るに至り、何と可哀そうな国民なのかと私は改めて感じた。従軍慰安婦問題と同様、嘘の歴史と相手を怨むことを是とする国柄は決して日本人と噛み合うものではない。
東京大空襲や2発の原爆だけで40万人以上の非戦闘員が殺されても、戦後、米国を怨まなかった日本。もちろん米国の占領政策の効果もあったろうが、それが日本の国柄だからと思う。民族や宗教問題に絡む戦争が世界中で続く中、その復讐の連鎖を解けるのは日本だけではなかろうか。もっとも、重い平和ボケを治してからだが。

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