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青葉区随想 332009/07/15
No.33(無題)

6月某日、「教育における体罰を考える」シンポジウムが六本木のハリウッド大学院大学のホールで開催され、全国から集まった聴衆で会場は満杯となった。私も当然参加したのだが、主催者側として加瀬英明氏と戸塚宏氏が挨拶をし、石原慎太郎東京都知事と櫻井よしこ氏が基調対談を行った後、高橋史郎氏、田久保忠衛氏、女優の村松英子氏、初代タイガーマスクの佐山サトル氏他、様々な業界で活躍するパネリストが意見を述べるという中身の濃い3時間であった。ご承知の通り、30年程前の戸塚ヨットスクールにおける不幸な死亡事故によって戸塚宏氏は有罪判決を受け服役したが、それ以降、体罰の議論がなされる度に必ず参考事例として引き合いに出され、今もマスコミから容赦ない批判を浴びている。しかし戸塚氏は、廊下に立たせることさえ体罰とみなされる現状を憂い、体罰とは相手の進歩を目的とした有形力の行使と位置づけ、その必要性を毅然と説いている。
さて、石原氏は、最初に「子供たちの為に国家に体罰を!」と現在の政府の不甲斐なさに檄を飛ばし、小沢一郎民主党前党首が如何に日本に損失を与えてきたかを論難した上で、現在の自民党は立派に敗北すべきだとも述べた。姑息な手段や政局に翻弄されるのではなく、立派に敗北すれば立派に再生できるのだと強い口調でおっしゃっていた。そして、体罰についてはご自身が「戸塚ヨットスクールを支援する会」会長であり、戸塚氏の脳幹論や体罰に関する理論を全面的に支持していた。櫻井よしこ氏を始め、ほとんどの方は賛成の立場でコメントをしていたが、要は体罰の再定義と学校教育法の体罰を禁じた条項の見直しが必要だと私も思っている。
現代の青少年が深刻な状況にあるのは「本能の弱さ」にある。だとすれば、本能の力・生きる力を向上させるために、体罰を始めとした不快感を克服する経験を幼少時に与えるのも教育である。子供には体罰を受ける権利がある。

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