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青葉区随想 2042023/10/13
NO.204 ノーベル賞の正義

 今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に、新型コロナウイルスのmRNAワクチン開発で多大な貢献をした米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ特任教授ら2人が選ばれた。
 ただ、受賞に際し、もう1人のワイスマン氏はカリコ氏から連絡を受けても「反ワクチン派のいたずらかも」といぶかり、正式な記者会見を見て初めて確信したというから、彼ら自身がmRNAワクチンに対する批判を十分に承知していたということだ。
 そして、ノーベル賞選考委員会は、記者会見でその安全性について問われ、次のように答えている。
 「mRNAワクチンは既にのべ130億人が接種を受けており、副反応も限定的で大きな懸念とは考えていない。有害事象で特に若い男性で心筋炎が出ることがあるが、ほとんどの場合は軽度で、特に長期的な影響なく解消している。コロナに感染する方が長期的な健康への影響がある」
 確かに、その2人の研究者が画期的な発見をされ、画期的なmRNAワクチンが短期間で開発されたこと自体は凄いと思うが、臨床試験がおざなりではなかったのか、実際にはもっと数多くの有害事象が起きているのではないか、結果的に感染予防効果はほとんど無いのではないか等、疑問は払拭できていない。
 かつて、私は神奈川県議会で子宮頸がんワクチン慎重論を訴えたが、このワクチンも2008年にノーベル賞を授与されたドイツのハラルド・ツァ・ハウゼン氏の発見から始まっている。即ち、子宮頸がんの原因がHPV(ヒトパピローマウイルス)であることからワクチンが作られたのだが、現在、私の知人の娘さんを含むワクチン被害者達が国と製薬会社を相手に裁判をしている。
 2009年、オバマ米国元大統領がノーベル平和賞を受賞した。しかし、彼はイスラム国(ISIL)掃討作戦など数々の軍事行動を起こしているし、ご自身が主張した「核なき世界」も全く実現に至っていない。
 ノーベル賞受賞者が全て正義だとは私には思えない。

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