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青葉区随想 1702020/12/11
NO.170 コロナとGoToトラベル

 11月から全国的に新型コロナ陽性者が急増し、医療崩壊を危惧する医師会からの強い要請もあって、「GoToトラベル」の対象から札幌市・大阪市が除外された。また、東京都に続き、神奈川県も横浜市・川崎市内の酒類を提供する飲食店・カラオケ店に対して、12月7日〜17日の期間、夜10時までの営業時間短縮を要請した。しかし、事業者への協力金は、わずか1日2万円である。
 さて、それでは「GoToトラベル」と新型コロナ陽性者増加に因果関係はあるのだろうか。これまでの宿泊利用者は少なくとも延べ5,260万人だが、陽性者は246人に過ぎない(12月5日現在)。つまり、明確なエビデンスは無く、医師会の言いがかりのようにも思えてくる。ましてや、夜10時までの営業時短要請にどれほどの効果があるのか。年末の書き入れ時に悲鳴をあげる事業者の経済崩壊の方が深刻なのではないか。
 もちろん、献身的に活動されている医療従事者の皆さんには感謝の言葉しかない。しかし、一方で恐怖を煽って視聴率を稼ぐTVのワイドショーの無責任さは何とかならないものだろうか。また、テレビに出演する医師は感染症の専門家ばかりだが、免疫学の専門家も出すべきだと私はずっと思ってきた。
 記憶にあると思うが、第2波と言われた今年の夏頃から、感染症の専門家やTVのコメンテーターは「今年の冬は新型コロナと通常のインフルエンザの同時流行が懸念され、大変なことになるかもしれない」と指摘してきた。しかし、11月29日までの全国統計でインフルエンザ患者はわずか263人しか発生していない。これは、年間約1,000万人のインフルエンザ患者が発生している日本においては天文学的に少ない数字だ。その理由としてウイルス干渉が考えられるが、免疫学的に新型コロナを論じることも必要ではないだろうか。
 新型コロナは、我々が集団免疫を確立すれば収束していく。マスクの無い日常を早く取り戻したい。

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