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小島健一事務所所在地

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青葉区随想 202008/06/15
No.20(無題)

去る5月25日から3泊4日で、全国の超党派地方議員の同志約50人と共に台湾を訪問してきた。さすがに、現地は既に30°Cを越す猛暑であったが、近年多くの日本人がその精神的支柱として失っている「日本精神」という公の心を台湾の御老人達から改めて教えられ、別の意味で熱い気持ちになった旅であった。
今回の主目的は尊敬する李登輝先生にお会いすることであったが、それ以外にも日本人観光客がほとんど行かない多くの場所を訪れた。それは、日本統治時代初期に命懸けで教育普及に尽力するもゲリラに殺されてしまった六名の殉難者を祀る「六氏先生の墓」、昭和天皇が100年余り前に植樹された現地のガイドさえ知らないガジュマルの木、台湾の教科書でも紹介されている日本人技師・八田與一が造った烏山頭ダム、日本軍人が神様として祭られている飛虎将軍廟、戦後日本に代わって台湾に進軍してきた国民党政府が約2万8千人のエリート知識層を虐殺した228事件の記念館等である。さらには、日本でも多くの著書を出版され司馬遼太郎の「台湾紀行」にも登場する愛日家「蔡焜燦(さいこんさん)氏」との懇談会、台北市議会での日台議員交流会、台湾大学の日本語学科専攻の学生達との意見交換会など、極めて中身の濃い3日間であった。
しかし何といっても、85歳を優に超えている李登輝先生が当初の約束の一時間を大幅に超えて2時間半も、私達に熱い想い(もちろん日本語で)を語ってくれたことが私には感激であり、政治家冥利に尽きた。ちょうど、国民党の馬英九総統に政権が代わったばかりでご本人も多忙な時期であったにも拘らず、小泉元総理のこと、真のリーダーと真のエリートが日本には存在しないこと、今後の日台中のあるべき関係、馬英九新総統に直にアドバイスした内容等、実に多くの薫陶を受けた。
詳細は別の機会にと思うが、日本は、この素晴らしき隣国台湾をもっと重視すべきだと強く再考した次第である。

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