青葉区随想 1672020/09/11
NO.167　安倍総理辞任

　8月28日、安倍総理が記者会見を行い、持病悪化を理由とする辞任表明をされた。「日本を、取り戻す」というキャッチコピーで始まった第２次安倍政権は、憲政史上最長の首相在職期間を更新し、7年８ヶ月で終わりを迎えることになる。
　その翌日、私は主要な新聞を全て購入し比較してみたが、いわゆる朝日、毎日、東京、神奈川新聞など左翼メディアは「安倍一強の負の遺産」がいかに重いかを殊更に、ある意味、嬉々として検証していた。
　神奈川新聞に至っては、「これ以上ひどい首相いない　県内に広がる衝撃、苦言」というタイトルまで付けていた。「安倍憎し」丸出しというか、狂っているとしか言いようがない。
　朝日新聞は、その後も連日、安倍批判特集を組んでいたが、9月4日、最新の自社の世論調査結果を発表した。その結果は「安倍政権を評価する」が何と71％、自民党支持40％、立憲民主党支持3％といった数字であった。あれだけ、社を挙げて安倍批判を繰り返してきたのに、この数字はさぞかし悔しかったのではなかろうか。また、次の首相候補のアンケートでも、菅氏が38％でトップであり、朝日新聞が推しているだろう石破茂氏は25％であった。
　さて、安倍総理が辞任会見で語った新型コロナ対策についてだが、現在、結核やSARSと同じ指定感染症２類相当の取扱いになっている状況の見直しを示唆されている。これは極めて重要な点であり、日本を覆っているコロナに対する異常な恐怖心を和らげていくきっかけになるのではないかと私は思う。
　これまで、国会の前では「アベ政治を許さない」「アベやめろー」というデモが頻繁に行われていた。が、安倍総理が辞任表明をされた現在、今度は「アベ逃げるなー」と叫んでいるらしい。朝日新聞等が擦り寄ってきた中国による香港への言論弾圧を見るにつけ、日本は改めて言論・集会の自由が保障された素晴らしい国だと思う。
　安倍総理、本当にお疲れ様でした。