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旗幟鮮明 772015/11/05
No.77 再び朝鮮学校補助金について

 先月の決算特別委員会で私は朝鮮学校補助金問題について質問を行った。それは、昨年度から、学校に対してではなく、年収に応じて保護者に学費補助金を直接交付する新制度を県が創設し実施されたのだが、何と補助金交付後に学校側が保護者に寄付を求め、結局、9割超の保護者が学校へ寄付を行っていた事実が判明したからである。この補助金還流の疑義に対して、県議会も本会議において朝鮮学校へ適切な対応を求める決議を賛成多数で採択した。その結果、朝鮮学校側は申し出があれば寄付金を返還する旨の通知と説明会を開くに至った。
 昭和52年、神奈川県は朝鮮学校への補助金交付を始めた。実は、昭和52年というのは、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された年である。当時は、今よりも北朝鮮と朝鮮総連と朝鮮学校の結びつきが明らかに強かった時代。皮肉なことだが、間接的に我々自身が拉致に手を貸していたのかもしれないと思うと悔しくてたまらない。
 しかし、今の朝鮮学校の子供達には、この拉致問題に対する責任、ましてや謝罪する必要など全くないはずだ。ただ願わくは、拉致被害者救出のために力を貸してほしい、私はそう思う。

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