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青葉区随想 162008/02/15
No.16(無題)

ガソリン税問題と中国製ギョーザによる中毒事件が連日、テレビ・新聞等を賑わしている。ガソリン税について言えば、道路特定財源の暫定税率維持の是非を述べる以前に、嘗ての小泉・安倍改革路線はどうなったのかという単純な想いが私にはある。小泉元総理は郵政改革と同時に道路公団改革を推し進め、続いて安倍総理の時にも「特定財源で自動的に道路を建設する仕組みは変えるべきで、揮発油税を含めて見直したい」と断言していたはずなのに、その政府の方針はいったいどこへ消えてしまったのか。このガソリン税の問題は、神奈川県の予算にも多大な影響を及ぼす故に多面的に考えるべきだと思うが、要は、国民に見えにくい税の使い方は抜本的に無くすということが基本理念であるべきだ。
中国産ギョーザによる中毒事件については、結果として、やはりメイドイン・チャイナの信用を落とすことになったわけだが、今回の毒物混入について日本による陰謀説まで実(まこと)しやかに中国国内で語られているのには正直驚いた。とはいえ、北京オリンピックが近いせいか、今回、調査団を日本に派遣するなど中国政府は何時になく素早い対応をした方ではないだろうか。ただ、今回の事件を又かと思う一方で、食料自給率が39%しかない世界最大の食料輸入国である日本は、現在、中国の食材なしには成り立たない状況になってしまっているという現実も考えざるを得ない。「食」という生命線を握られ、このままでは、政治的にも食料的にも中国に屈服するしかないのか、そんな危惧まで感じてしまう。「武士は食わねど高楊枝」では国民は納得するはずもなく、食料自給率の問題をもっと多くの時間をかけて議論すべきだ。
昨年暮れ、尊敬する金美齢さんと会食をした際、金女史もおっしゃっていたが、こんな時代だからこそ、環境等あらゆる問題について、中国ではなく日本がアジアを牽引していかなければならないのだと、私は強く信じている。

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