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青葉区随想 422010/04/15
No.42(無題)

4月1日、昨年3月に産みの苦しみを経て成立した「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」が施行されたが、私自身、この条例に深く関わってきた者として非常に感慨深いものがあった。当日は、高校授業料無償化法施行と並んで各テレビ局が大きく報道していたが、屋内での喫煙を初めて規制するこの条例が全国から一斉に注目を浴びていることは間違いない事実だ。そして、お隣の静岡県を始め、既に幾つかの自治体が神奈川県の動向を見ながら同様な条例の施行を考えているようであり、我々は先進県として今後迫りくる試練に耐えて行かねばならない。加えて、先月には、都道府県レベルで初めて海水浴場を原則禁煙とする県条例改正案が県議会で可決され、5月に施行される予定となった。もちろん、タバコを規制するこれら全国初の条例を県民全体が賛成しているわけではないが、アンケートでは少なくとも7割以上の県民が支持しており、医療費削減など、必ずやこの先進的な取組みが将来的に県民の利益として跳ね返ってくるはずと私は確信している。
さて、4月に入り、政界が漸く動き始めたようだ。石原都知事が調整役を担いながら、与謝野馨氏と平沼赳夫氏が新党結成に向けて始動したとの報道があった。今の民主党バラマキ政権によって愛する日本が沈没してしまわぬよう、健全な第3極の保守勢力が日本を救う鍵になると私も期待している。考えてみれば、与謝野鉄幹・晶子の孫である与謝野氏と芥川賞作家の石原氏には文学的縁さえ感じるが、石原氏が言うように今回の新党結成が核融合を引き起こし、政界再編のエネルギーとなるような気がする。そして、彼らの行動を見るにつけ、政治家は今こそ理念よりも先に情念こそが必要なのだと感じる次第だ。
春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり(西行)これからしばらく胸騒ぎが続く、そんな予感のする平成22年の春である。

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