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青葉区随想 312009/05/15
No.31(無題)

4月下旬、元祖癒し系タレントといっていい清水由貴子さんが、自分の傍らに車椅子の母親を残したまま富士霊園で亡くなった。介護疲れによる自殺との報道が大半だが、ネット上では何者かによる迷惑行為被害を長年受けていたとの本人証言のテープもある。原因はともかく、清水さんの母親は要介護5と最も重度であり、自宅でデイサービスを利用しながら自分で介護していた彼女は本当に立派であった。ただ、介護の仕事に関っている私の経験から言えば、自宅で要介護5の高齢者の面倒を見ることは並大抵ではなく、介護疲れを引き起こしても仕方ない面はある。報道では、彼女はショートスティや入所サービスを一度も利用したことがなかったらしいが、私見を言えば、もっとそういったサービスを利用してリフレッシュすべきだったのではと思う。今後も介護をめぐる悲劇は当然起こり得るわけで、介護保険制度の修正や介護人材の養成・確保等、現実に即して議論されるべきだ。
話し変わって、今年のゴールデンウィークは高速料金1000円による渋滞と新型インフルエンザのニュースがテレビで連日流されていた。私の知人も長野の善光寺に行った際、高速道路ではそれほど混まなかったものの、現地やサービスエリアでは何処も大行列で疲労困憊したとのことだが、結局のところ多くの国民が観光地に出かけ、少なからず経済を活性化させたことだけは確かだろう。一方、新型インフルエンザについては、マスク製造業者は潤っただろうが、WHOが警戒レベルを引き上げる度に日本中が震撼していた。が、今回の政府の対応は極めて迅速であり、水際での国内流入を阻止しようとする姿勢は非常に評価できる。ただ一方で、未確定情報を過剰に記者発表することは、無用なパニックを引き起こすかもと感じたのは私だけではないだろう。ともかく、情報に注意しながら、我々自身で自己防衛することが最も肝要であることは言うまでもない。

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