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青葉区随想 842013/10/15
No.84(無題)

先日、県議会の文教常任委員会で、私は「はだしのゲン」について質問を行った。それは、去る8月、松江市教育委員会がその漫画の過激性を理由に小中学校へ閲覧制限を指示していた事が朝日新聞等で叩かれ、結局、制限を撤回したという顛末に疑問を持っていたからだ。
さて、県教委の調べでは、政令市を除く県域の小学校で329校中275校、中学校で178校中159校、県立高校で144校中72校において「はだしのゲン」が開架されていた。平和学習のためということで閲覧制限は当然無く、校長の権限の下で学校図書館に置かれているようだが、その内容には極めて問題が多いと私は思うのだ。確かに、親子の愛情や兄弟の絆について感動的な場面もあるにはあるが、暴力の肯定、天皇に対する憎しみや侮辱、国歌・君が代の否定、歴史の捏造と歪曲等、読んでいて不快になる箇所がいくつも出てくる。
一例を挙げると「あの貧相なつらをした、じいさんの天皇、今上裕仁を神様とありがたがり、デタラメの皇国史観を信じきった女も大バカなんよ」「まずは最高の殺人者天皇じゃ!あいつの戦争命令でどれだけ多くの日本人・アジア諸国の人間が殺されたか」「なんできらいな天皇をほめたたえる歌を歌わんといけんのじゃ、天皇は戦争犯罪者じゃ」「わしゃ日本が三光作戦という殺しつくし、奪いつくし、焼きつくすで、ありとあらゆる残酷なことを同じアジア人にやっていた事実を知ったときはヘドが出たわい」等。
これらの記述は、明らかに教育基本法、学校教育法、学習指導要領から逸脱している。その時点で、学校にあってはならない本だと思うが、現在最も多くの学校で開架され読まれている漫画が「はだしのゲン」なのだ。私の質問に対し、教育長は「小学校低学年など発達段階によっては一定の配慮は必要」と、今後の対応を検討する旨の答弁をされた。そもそも日教組の機関紙で連載されていた過去を持つ「はだしのゲン」は有害図書と言っていいのではないか。

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