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青葉区随想 1092015/11/13
NO.109 ユネスコは正しい歴史の検証を!

 先月、ユネスコ記憶遺産に中国が申請していた「南京大虐殺文書」が登録された。辛うじて、同時に申請されていた「慰安婦関連資料」の登録は見送られたものの、正に日本外交の敗北と言っていいだろう。同文書では、南京事件の犠牲者数を中国側の一方的な主張である30万人以上とし、また南京事件とは全く関係ない写真資料も多く含まれているようだ。今後、日本の研究者の検証と政府の反論を期待するが、厳しい財政状況の中、国連への拠出金と同様に、実質的に日本が世界で一番ユネスコに金を出しているにも拘らず、こんなプロパガンダの登録という仕打ちを受けるとは余りに理不尽である。4年前、アメリカがパレスチナ問題に絡めて拠出金を凍結したように、日本も断固たる凍結の意思表示を継続すべきだと私は思う。ところが、今月6日、ユネスコ総会演説という絶好の機会に、馳浩文部科学相は「南京大虐殺文書」に言及せず直接的な異議を唱えなかった。こういう事なかれ主義というのが、これまでの中韓との歴史論争の敗北を招いてきたのではないのか。
 さて、今月2日、ソウルで安倍総理と朴槿恵大統領との初の日韓首脳会談が行われたが、やはり「慰安婦問題」に焦点が当てられ、私自身、うんざり感が否めなかった。繰り返しになるが、日韓併合時の問題は日韓請求権協定で全て解決済みであり、そもそも従軍慰安婦20万人強制連行というのはファンタジーに過ぎない。さらに、今も世界中に多くの売春婦を送り出し、国内でも売春婦達が恥もなくデモを行う国に性道徳を教えてもらう必要もないはずだ。
日中韓が互いに仲良くすべきだということに異論はない。しかし、何かにつけ嘘の歴史認識を押し付けて精神的隷従を迫ってくるのは中韓の方であり、これからもその攻撃が止むことはないだろう。それ故に、学校における正しい歴史教育というのが非常に重要なのだ。
 トインビーが言うように、「自国の歴史を忘れた国家は滅びる」のである。

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