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小島健一事務所所在地

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青葉区随想 1502019/03/29
NO.150 交番について

 平成30年度の神奈川県議会において、私は防災警察常任委員会に所属していたが、一年にわたり、防災・消防、防犯・交通安全、犯罪被害者支援対策等を審議してきた。また、昨年9月には、日本と同様な災害が多い台湾へも視察に行かせてもらったが、かつて日本が統治していたからだろうか、台湾の緊急電話番号は消防・救急車が119番、警察が110番であり、警察組織自体も日本に類似していて非常に興味深かった。さらには、日本と同様に交番(派出所)が各地にあったことも印象に残っている。
 実は、この日本が誇るべき交番制度は、近年では、アメリカ、シンガポール、ブラジルでも導入されている。まさに交番が地域の治安維持に効果的であることが世界に認められているわけだが、現在、神奈川県内には472か所の交番が存在している。(その他に、駐在所137か所、警備派出所1か所)しかし、過日の委員会において、この交番の数を平成41年度までに400か所程度に縮小させる計画が提示された。
 これは、既存の交番の老朽化による建て替え等に準じて整理統合していくというものだが、交番が無くなることで絶対に治安が悪化しないよう、私は計画実施にあたって地域事情に十分配慮するよう強く要望した。ちなみに、過去20年間において神奈川県警察では2,000人を超える警察官増員を行っているが、時代の変化に伴い、オレオレ詐欺等の特殊詐欺、DV、サイバー犯罪、ストーカー、児童虐待に対処する部署等が増設されるなど人員配置も多様化してきた。それ故、交番における1当務3人3交替(一つの交番で9人以上必要)の人員配置が難しくなっていることも背景としてある。
 さて、間もなく新元号が発表され、5月1日から新しい時代が始まる。平成は確かに災害の多い苦難の時代であったように感じるが、逆に日本人の「雄々しさ」が現れた時代だったように思う。次の時代は、さらに平和で安寧な御代を祈念いたします。

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