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青葉区随想 1532019/07/12
NO.153 日本の果たすべき役割

 6月28日・29日、日本で初めてのG20が大阪で開催され、トランプ米国大統領や習近平中国国家主席を始め、地球上の主たる首脳が集まった。G20参加国だけで世界のGDPの8割以上を占めることを考えれば、極めて重要な会議であることは言うまでもない。
 そして、首脳宣言には「自由で公平、無差別、透明、予測可能で安定した貿易および投資環境を実現し、市場を開放的に保つよう努力する」と明記され、自由なデータ流通のルールを作る枠組み「大阪トラック」の開始も安倍首相により宣言された。
 さて、この時、習近平が来日していた大阪で「チャイナのウィグル人ジェノサイドに抗議するデモ行進」が開催され、幾つかのメディアでも報道された。当日、残念ながら、私自身は県議会のため参加できなかったのだが、日本ウィグル地方議員連盟の代表としてメッセージを送った。
 内容としては「現在の中国によるウィグル人弾圧は間違いなくジェノサイドであり世界最悪の人権侵害である。一刻も早く、数百万人のウィグル人同胞を救出するため我々も断固とした抗議の声をあげなくてはならない・・」というものである。昨今、外国人の人権問題に熱心な川崎市などではヘイトスピーチの罰則条例を制定するようだが、是非、ウィグル問題にも言及して欲しいと個人的に思う。
 ところで今月4日から、日本政府はフッ化ポリイミド等3品目の韓国への輸出規制を開始した。それらは半導体産業に必須の材料であるが、圧倒的に日本製のシェアが高く、少なからず韓国は影響を受けることになる。が、そもそも、軍事転用可能なそれら先端材料の輸入量の3割が行方不明で、韓国側がその理由を回答しなかったことに原因がある。今回、国家間の約束を平気で破る隣国に対し、日本が一歩踏み出したことを私は高く評価したい。
 G20において、安倍首相を挟んでトランプ大統領と習近平国家主席が座る映像が映し出された。日本が果たすべき役割がそこに見えた。

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