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青葉区随想 622011/12/15
No.62(無題)

先月9日、県議5名と県の担当課長ら4名が神奈川朝鮮中高級学校の拉致問題を扱った授業を視察した。この視察は、朝鮮学校側が今年度改訂した教科書から拉致問題そのものが削除されたことに起因して行われたのだが、その後、11日には同校の校長や理事長らが生徒2人を連れて黒岩知事を訪問し、授業実施の報告を行うとともに、改めて補助金交付について要望を行った。これを受けて、黒岩知事は「誠意をしっかりと受け止めた。今年度は約束通り出す。」と述べたようだが、相手側が指定した日時にのこのこ訪問し、しかも、授業は普段ハングル語なのにその日だけの日本語特別授業を見て、それで全て良しとしてしまうのは余りにも拙速ではないのか。
私自身は、残念ながらその授業視察には参加させてもらえなかったが、11日に行われた県庁での視察報告会では、傍聴席にて話を聞くことができた。学校側の説明の中で違和感を覚えたのは、日本人拉致問題を過去の日本による植民地支配や強制連行(もちろん事実ではない)と同等に扱い、どちらも重大な人権侵害で、あってはならないことだと並列に論じている点である。反米、反韓、反日の歴史教科書が今も平気で使われている朝鮮学校と歴史の共有など所詮無理なことであるが、日本で生まれ、これからも日本で生きていく生徒達のためにも、我々が指摘すべきはしっかりとせねばならないと思った。
さて同じ頃、「幸福の国」ブータンからワンチュク国王夫妻が来日され、あちこちで日本人の心を打った。私も、若き国王の発する言葉の一つ一つが心に染み、手を合わせて祈りを捧げるその姿に涙が出る程の感動を覚えてしまった。それは、空虚で軽薄な言葉しか吐けない今の為政者達の姿に辟易していたからかも知れないが、かつて地上の楽園と喧伝された北朝鮮が真に「幸福の国」となって、そして日本人拉致被害者が全員帰国できるよう、日本はもっと毅然とした国家にならなければならない。

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