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青葉区随想 412010/03/15
No.41(無題)

「娘が十八歳になったら家族解散式をする」
福島瑞穂少子化対策担当大臣が以前おっしゃっていた言葉である。昨今、外国人参政権について漸く地方から反対の機運が盛り上がり、政府も法案提出に対して慎重になってきた矢先、今度はその間隙を縫うかのように、「選択的夫婦別姓制度」のための民法改正案を提出する動きが高まっている。もちろん、その中心にいるのは、以前からの熱烈な推進者であった福島・千葉という旧社会党出身の女性大臣二人であるが、実際、福島大臣は事実婚という形式の上で子供がおり、千葉大臣の方は現在まで一度も結婚をされていない。二人ともに、家(家族)制度よりも個人(自分)が大事という思想的背景があるからなのだろうが、果たして、皆さんは「夫婦別姓」についてどう考えるだろうか。
実は、夫婦別姓の厳密な意味での「選択制」を導入している国はスウェーデンしか存在しないと言われており、日本は正にそれをモデルとした制度を導入しようとしている。しかし、世界的に増えているのは、別姓をあくまで夫婦の姓の在り方の「例外」とした上で容認するという方向なのである。それに、現在では、多くの職場で結婚後も旧姓の通称使用が許されており、現行制度の中で何ら不便や支障も生じないようになっている。もし、このまま日本に選択的夫婦別姓制度が導入されれば、間違いなくスウェーデンと同じように、離婚率は上昇し、事実婚が増え、家族は解体されていくだろう。
米国は、クリントン大統領時代に、行き過ぎたフェミニズム運動や個人主義を修正し、家族・家庭重視へと政策転換を図っている。また、旧ソ連では、当初、夫婦別姓制度が導入されていたが、堕胎と離婚の急増、出生率の急減、婦女暴行など少年犯罪の激増等により、すぐに制度の廃止を余儀なくされた歴史がある。旧ソ連を多分好きであろう二人の女性大臣においては、その轍を踏まぬよう、思想転換を即刻為すべきだと私は思う。

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