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小島健一事務所所在地

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青葉区随想 1712021/01/08
NO.171 緊急事態宣言再発令

 地域の神社の氏子総代長を務めている関係で、私は毎年、大晦日と元旦は参拝客へのご奉仕を行っている。ちなみに、私の神社は武蔵総社六之宮・杉山神社(横浜市緑区)と称し、武蔵国の総社である大國魂神社(府中市)が祀る六祭神の一つに数えられ、歴史的にも非常に由緒ある神社である。
 さて、今回はコロナ禍であり、行政や神社庁からの指導もあって、手水を廃止し、あちこちに消毒液を置き、鈴緒(すずお)を撤去して、ソーシャルディスタンスやマスク着用を促すポスターを境内に張りめぐらし、可能な限りの感染症対策を行った。
 折しも、大晦日に発表された新規陽性者数は、東京都で過去最多の1,337人、神奈川県でも過去最多の588人となり、全国で4,520人にのぼった。そして「静かな年末年始を」という政府のアナウンス効果もあったのか、深夜の初詣客は極めて少なかった。しかし、元旦の日中に例年以上に参拝客が訪れていたのは、社会の安寧を願う人々の共有な思いからか。
 現在、GoToトラベルが停止され、飲食店へ営業時短要請が為されている。そんな中、1月2日には東京都、神奈川県など首都圏1都3県の知事達が再度の「緊急事態宣言」を発令するよう政府に要請した。確かに、コロナ陽性者の増加は深刻に受け止めなければならないが、「緊急事態宣言」の再発令は慎重であるべきだと私自身は考える。
 事実として、欧米より日本の感染者数、死亡者数は圧倒的に少ない。加えて、陽性者数の2割〜3割は無症状者であり、死亡者の平均年齢は約80歳。一方、経済は疲弊し、女性を含む若年層の自殺者が急増しており、その数は新型コロナの死亡者より多くなっている。緊急事態宣言発令は負のサイクルを助長するだけではないのか。
 「我れ神仏を尊んで神仏を恃(たの)まず」これは、五輪書を著した宮本武蔵の言葉。今年こそ、東京五輪開催を神仏に祈りたいが、新型コロナを収束させるのは私達自身である。

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