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青葉区随想 1412018/07/13
NO.141 オウム事件を振り返る

 去る6日、オウム真理教元教祖である麻原彰晃死刑囚ら7人の死刑が執行された。法に基づき上川法相が執行を命じたわけだが、「真相究明がまだ終わっていない、7人同時執行は異常な判断だ」と非難する野党国会議員もおり、またEUやアムネスティ・インターナショナルからは死刑執行について抗議声明が出された。なるほど、人権を重んじる先進国ほど死刑反対になっていくのかもしれないが、被害者遺族の懲罰感情に見合うものとして死刑制度は残すべきだと私自身は考える。
 横浜で起きた坂本弁護士一家殺害事件に始まり、地下鉄サリン事件まで、死者29名以上、負傷者6千名を超える被害を出したテロ集団が正にオウム真理教であった。もし、そのまま麻原らが逮捕に至らなければ東京上空でサリンが撒かれ1千万人が死んでいたかもしれない。現在もアレフ等の後継団体を公安調査庁が監視しているが、青少年がそういったカルトに捕まらないように啓発を行っていく必要があるだろう。
 また、坂本弁護士殺害の原因がTBSによる教団への情報提供であるとされ、松本サリン事件でも被害者が犯人扱いされる重大な報道被害が発生した。改めて、マスコミ報道のあり方も考えるべきだと思う。ちなみに、オウムの7人の死刑執行を批判するメディアだが、昭和23年、今上天皇の誕生日に7人のA級戦犯を処刑したGHQに対して、これまで批判らしい批判を聞いたことがないと思うのは私だけだろうか。
 さて、青葉区は凶悪犯罪が少ない街だと私の体感としてもあるが、やはり高額所得者が多いせいか、振り込め詐欺が後を絶たず、5月の統計だけでも10件811万円の被害があった。県警も「留守番電話大作戦」と称して、留守番電話を活用して不審な電話には出ないこと、また、親族等の携帯電話番号を予め登録しましょうと呼びかけている。人の不安や善意を利用する犯罪を私は最も憎んでいるが、今後も様々な声かけ運動を盛り上げていきたいと思う。

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