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青葉区随想 82007/06/15
No.8(無題)

松岡農水大臣の衝撃的な自殺、そして、それに続く青葉台在住の緑資源機構元理事の自殺。昨年から子供達の「いじめ自殺」問題を論じてきた私にとって、このような身命をもって責任を取るという大人の死に方を見ると、極めてやるせない気持ちになってしまう。日本は「死者に鞭打つ文化の国ではない」と思うが、大事な命をリセットさえすれば、すべてが最初から綺麗になるとは思いたくない。彼らに対して非礼かもしれないが、たとえ死ぬほど苦しくても、生きて説明責任を果たし、子供たちに範を垂れるべきではなかったのか。
折しも、年金・福祉等の社会保障制度、政治とカネ、教育改革、憲法改正など今夏の参議院選挙の争点となるべき問題が山積している中、今回の一連の事件が与党にとって逆風になっていくであろうことは想像に難くない。そして、低調気味の安倍内閣の支持率についても、6年前の小泉フィーバーというハリケーンのような追い風も今のところなく、今年の夏は安倍総理にとって正に正念場であることだけは間違いない。ただ、教育正常化を第一の目標としている私としては、59年振りに改正された新たな教育基本法の下で、教育制度改革を大いに選挙の争点としていただきたいと願っている。
ところで、そもそも参議院というのは「再考の府」であって、有能多才な人物が議員になるべきと私も思うが、最近は何だか国営タレント事務所の様相を呈してきたような気がして仕方無い。今回も女性アナウンサー、スポーツ選手、芸能人等が、次から次へと立候補を取沙汰されマスコミを賑わしている。有名人が議員になること自体は決して悪い事とは思わないが、どうか知名度とテレビのイメージだけで候補者を選ばないでもらいたい。率直に言えば、6年前の大橋巨泉・田嶋陽子の如き、国民を愚弄するかのように議員職を突然放り出すようなタレントだけには投票しないでいただきたいと、政治に携わる者の一人として私は心から思う。

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