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青葉区随想 2052023/11/10
NO.205 日本が壊れていく

 岸田政権下において、去る6月、G7では初めてとなるLGBTに特化したLGBT理解増進法という法律が成立した。私が当初からこの法案に反対であったことは以前にも述べているが、結果として、従来の岩盤保守層が自民党離れを起こし始め、日本保守党という新しい政党まで誕生した。
 議員立法であったこの法案は、LGBTなど性的少数者への理解増進を目的とする理念法という触れ込みであったが、大方の予想通りというか、日本が壊れ始めているように感じているのは私だけではないはずだ。
 10月25日、最高裁大法廷において、裁判官15人全員一致で「性別変更の際の手術要件を違憲」とした。これは、従来は性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する場合、生殖能力をなくす手術を事実上求める特例法の規定があったが、これを違憲、無効とする決定をしたという意味である。
 国民的議論が煮詰まっていない中で、マスコミが煽り、LGBT理解増進法の成立が後押しして、4年前には最高裁で少数派であった意見が図らずも通ってしまったように私には思える。今後、女風呂で男性器のついている女性と出会っても苦情を言えなくなってしまうのか、世界に誇る戸籍制度を含め、日本が壊れていく不安しかない。
 また、11月2日の臨時閣議において、政府は1人4万円の所得税・住民税の定額減税を行うこと、非課税世帯には既に給付している3万円に7万円追加して10万円を給付する等の経済対策を決定した。
 私自身は、消費税減税こそが国民全てに平等で誰もが納得出来る経済対策だと思っているが、予算委員会の質問に対して、岸田総理は「消費税をそもそも引き下げるという事を考えたこともない」という答弁だった。
 他国では当たり前のように消費税を下げる政策は行われている。財務省の言いなりの経済対策では今後も日本が浮揚していくとは到底期待できない。
 私の大好きな日本は一体、どこへ向かっているのか。悔しくてたまらない。

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