旗幟鮮明 602014/06/20
No.60 集団的自衛権は防犯戸締り
「『戦地に国民』へ道」...これは安倍総理の集団的自衛権行使容認に対する東京新聞の見出しである。この変な日本語見出しの記事にはあの朝日新聞の記者でさえ驚いたと言っていたが、「戦地に国民」とは余りに短絡的で飛躍し過ぎていないか。当然ながら、憲法9条などに関係なく、我々は誰も戦争を望んではいないし、戦争回避の為に日米同盟強化が有効で現実的だと考えるのは政治家として普通のことである。そもそも、近隣諸国で日本の集団的自衛権行使を警戒しているのは中韓と北朝鮮だけであり、今回の総理の意向は、いわば防犯の為に隙間を無くし戸締りをきちんとするという意味合いに他ならない。
さて、今年度、私は県議会で防災警察常任委員会委員となり、予算委員会の委員長も拝名した。高齢者を狙った悪質な振り込め詐欺撲滅をはじめ、神奈川県民の生命と財産を守るために県警本部や安全防災局と有意義な議論をしていきたいと思う。同時に、アベノミクス以降の消費増税や円安による県内の中小企業等の景気動向を踏まえつつ、必要な政策も提言しながら来年度の神奈川県の予算編成に向けて活発な議論を進めていく所存である。