旗幟鮮明 142010/03/01
No.14（無題）

昨年12月の県議会本会議において、私は神奈川県教職員組合(神教組)における「消えた30億円」問題を取り上げた。実は、神教組が昭和54年から20年以上にわたり公立小中学校教員の主任手当3,000円のうち2,000円を半強制的に組合に拠出させ続けた結果、平成14年当時で30億円余りもの残高が組合に残っていた。しかし、その後は何故か残高や資金使途等についての明確な報告は為されず、一昨年には、組合内部からも執行部を批判する告発文が出回った。私は、数億円単位の使途不明金に関する疑義が組合内部から生じている現状を見て、元々税金である30億円を財政厳しい神奈川県に返却して欲しいと演説し、教育長に見解を求めた。
さて、先日、昨年の総選挙において北海道5区で当選した民主党小林千代美議員に対し合計1,600万円の選挙資金を違法献金した容疑で、北海道教職員組合の幹部らが逮捕された。その資金の出所として、北教組の主任手当拠出金が疑われているようだが、教育公務員が物心両面にわたり特定の候補者を公然と応援する姿を見て生徒達は一体どう思うか、もう一度、教師達は猛省すべきだ。