旗幟鮮明 392012/09/20
No.39(無題)
去る7月の県議会本会議において、「我が国の領土主権を守るための法整備を求める意見書」が可決された。それを受けて私は、8月18日から20日まで、超党派の国会議員で構成される「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の山谷えり子会長らと共に尖閣諸島へ行ってきた。御承知の通り、現在、尖閣諸島について中国が不当に領有権を主張し、8月15日には中国人による違法上陸事件も発生していたが、私は日本人として、どうしても自分の目で我が国の貴重な領土を見ておきたかったのである。
さて、8月18日の午後9時頃、石垣島の新川漁港を出港、約8時間かけて翌朝5時に辿りついた魚釣島には、小さな灯台の光が弱々しく、しかししっかりとそこが日本の領土である事を私達に訴えていた。そして、先の大戦末期に起きた疎開船遭難事件の洋上慰霊祭を神職の下に行ったが、その後、地方議員を含む10名の日本人が魚釣島に上陸したことは報道の通りである。私自身も陸地までわずか10メートルの海上にいたが、山谷えり子会長を裏切ることになるとの思いもあり涙を呑んで上陸を断念した。
今回の視察を終え、私は尖閣諸島を守れるどうかに日本の将来がかかっているという印象を強くしたと同時に、他国に対していかなる妥協も必要ないと改めて感じた次第である。