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旗幟鮮明 292011/10/20
No.29(無題)

 9月7日~9日、私が委員長を務める防災警察常任委員会で、県外視察を行った。調査地は、羽田空港を管轄する警視庁東京空港警察署を皮切りに、沖縄県の海上自衛隊第5航空隊、陸上自衛隊第15旅団、沖縄県警察本部、米軍嘉手納基地であった。中国漁船による領海侵犯事件からちょうど1年目の時期であり、それぞれの調査地で少なからず緊張感も感じたが、無事に有意義な視察ができたと思う。特に、昼食を共にしながら自衛隊の幹部の方々から沖縄の基地問題に対する本音を聞けたこと、また、「トモダチ作戦」に参加した米軍兵士達の生の声を聞けたことは、非常に参考となった。
 さて、沖縄滞在中、現地のTVや新聞は八重山地区(石垣市・竹富町・与那国町)の公民教科書採択問題をかなりの時間と紙面を割いて報道していた。詳細は省くが、横浜市でも採択された「育鵬社」版教科書が、平和憲法に否定的で沖縄県民の意思を無視した教科書だと言わんばかりに、地元メディアが「不採択」の大キャンペーンを張っているように私には思えた。こういう現状を見るにつけ、政治家としてメディア・リテラシーの重要性を改めて感じた次第である。

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