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旗幟鮮明 1322020/08/05
NO.132 正しく恐れる

 PCR検査数の増加に伴い、東京都を中心に新型コロナウイルス陽性者が急増してきた。7月29日には全国で1117人が確認され、日本で新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、初めて1日で千人を超えた。神奈川県でも陽性者が増えてはいるが、幸い、現在の神奈川県の医療体制が十分対応できる状況にあることは黒岩知事が述べている通りだ。
 そして、相変わらずTVではPCR検査をさらに増やせと朝から大合唱。某医者は「無症状にどんどん実施件数を増やせとは言えない」とTV局に言ったら「じゃあ出演は結構です」と断られたらしい。PCR検査の精度はせいぜい70%で偽陽性・偽陰性も出てしまう。何でもPCR検査ではなく、一つの大事な指標だと考えるべきではないか。
 数ヶ月前、「日本はニューヨークのようになる」「死者が42万人出る」と言っていた学者がいたが、現在も日本は死者・重症者は少なく、陽性者の7割近くが30代以下の無症状・軽症者である。また、「日本人は既に集団免疫を獲得しているから再自粛は不必要」と述べている免疫学の専門家さえいる。
 ここ半年でコロナによる死者は約1000人だが、毎年、日本ではインフルエンザで約3000人、肺炎で約10万人死亡する。これまでも我々はコロナウイルスと共存してきた。正しくコロナを恐れながら日本経済を回復させていくのが政治の役割だ。

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