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青葉区随想 192008/05/15
No.19(無題)

長野における聖火リレー中継を見ながら、一体ここはどこの国なのかと疑問を抱いたのは私だけではないはずだ。チベット国旗やブルーの東トルキスタン国旗と比べて、一回り以上サイズの大きい中国国旗の赤い色が居丈高に沿道でうねっている光景は、あたかもそこが長野自治区と揶揄されて当然であった。しかも、ゴール付近などは明らかに赤一色の中国サポーターだけであり、それ以外の勢力は警察により明らかに締め出されていたことが如実に表れていた。また、現地でフリーチベットを訴えていた地方議員の同志達によれば、日本人が中国人により明らかに暴行を受けていても警察は何ら適切な対応をしてくれなかったそうである。後日、漸く産経新聞が中国人の暴行を一面で報じてはいたが、マスコミも総じて長野の騒乱は伝えても、中国人達の傍若無人ぶりには頬被りしていたのだ。
さて、五月になって胡錦濤国家主席が来日し、福田総理との間で「戦略的互恵関係」を踏まえた共同声明が出された。しかし、東シナ海ガス田開発や毒入り餃子問題など肝心な事案は全く進展が見られず、つがいのパンダのレンタルだけが目ぼしい成果というのは、正に非戦略的一方通行関係と言えるのではないだろうか。しかも、パンダは元々チベットの動物であり、その上年間一億円以上のレンタル料を払えなどとは実に馬鹿げた話である。そんな中、歴代首相朝食会において、安倍前総理だけが、チベットの人権問題やウイグル問題について言うべき事を述べ、唯一人、胡錦濤にクギを刺した。就任早々、福田総理は相手の嫌がることはしないと中国に対して明言したが、はっきりと我が国として主張する事こそが戦略的外交のはずだ。
巷に平沼新党待望論がある。現在、与党と野党の足の引っ張り合いという政局は決して日本を再浮上させるに至らない気がする。ポピュリズムに迎合しない、ブレない政治家・政党が今こそ日本に必要なのだと私も思う。

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