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青葉区随想 532011/03/15
No.53(無題)

中東の狂犬と言われるリビアの最高指導者カダフィ大佐が、国内の反政府勢力に軍事攻撃を続けている。当初から、彼は自らの武力弾圧を正当化する為、中国の「天安門事件」を引き合いに出しながら、国内のデモ隊を徹底的に叩きつぶす宣言を行っていた。当然ながら、中国は中東のデモについて報道規制し、さらに国内のインターネットの一層の管理強化も行って、デモ開催阻止に躍起になっている。私は、こういう世界情勢を見るにつけ、日本は何と平和で、自由で、安全な国なのかと改めて思ってしまう。
しかし、例えば、日米中韓の高校生にアンケートをとると、「私は価値のある人間だと思う」「私は自分に満足している」等の設問全てに対し、日本の高校生は他の三国に較べて圧倒的に数値が低い結果が出る。つまりは、日本の若者達というのは最も自分に自信がない国民ということだろうが、某大学教授は、「不況で将来の展望を描きづらい日本の社会状況がその要因の一つ」と述べている。私は、原因はそんな外的要因ではなく、自分の生まれた国の素晴らしさに気付かず、日本人としての歴史観やアイデンティティが欠如していることではないかと考える。そういう意味で、神奈川県が来年度から県立高校20校で先行実施する全国初の「日本史必修化」に大いに期待しているのだが、先の文教常任委員会でも、私は、県が独自作成した歴史教科書についての教師用指導書をしっかり作成し、教師力アップを図って欲しいと強く要望した。
さて、先日、京大受験で19歳の予備校生が携帯のインターネットを使って不正入試を行い、偽計業務妨害容疑で京都府警に逮捕された。彼の罪は決して許されないが、そのニュースで映し出される京大正門の門柱には『大学を反戦のとりでに』という大きな看板がくくりつけられていた。カンニングを見過ごし、門柱を汚されても何もしない京都大学は大学として本当に大丈夫なのか、私は違う意味で心配になった。

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