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青葉区随想 132007/11/15
No.13(無題)

前回に引き続いて沖縄集団自決問題について私の意見を述べたいと思う。一部の左翼マスコミによって扇情的に事実のゴマカシともいうべき情報が流されているので改めて問題点を整理したい。
まず、今回の事案は、教科書検定の結果、来春から使われる高校教科書から沖縄戦での「集団自決」について、日本軍の「命令」や「強制」があったとする従来の記述が変更されたことに端を発している。しかし、検定後も軍の「関与」そのものを否定するわけではなく、昨今の史料研究の結果、「軍命令」の存在が明確でないことから今回の検定は歴史事実としてのバランスをとっただけに過ぎない。しかも、検定後の表現は、以下の文面例のように軍の「関与」はかなり積極的に表現されてさえいる。「日本軍は、県民を壕から追い出したり、スパイ容疑で殺害したりした。また、日本軍のくばった手榴弾で集団自害や殺し合いがおこった。犠牲者はあわせて800人以上にのぼった。」この文章を読んで何か物足りないと思う人が果たして実際どれだけいるだろうか。
そもそも検定以前は「~日本軍のくばった手榴弾で集団自害と殺し合いをさせ~」となっていたのだが、検定後の文章の方も沖縄戦の悲惨さを十分に伝えているのではないか。それ故に、「軍命令」と「軍の関与」の意味の違いをゴマカシ、反対集会の人数を9万人もゴマカシながら、今回の教科書検定意見撤回を世論誘導している勢力には異様な悪意さえ私は感じてしまう。そして、検定前のデタラメな表現に教科書を戻すことは、漫画家小林よしのり氏が言うように、集団自決した住民に対する冒涜である。「軍命」があったが為に、親が子を殺し、家族が殺し合うなどという話は死者に対する冒涜ではないのか。それは強い愛情があったが故の結果ではないのか。
事実と違う歴史、日本や日本人を貶める歴史を学校で教えてはならない。これからも、対抗勢力の圧力や妨害に屈せず、私は主張し続けるつもりだ。

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