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青葉区随想 42006/11/01
No.4(無題)

このところ、北海道滝川市と福岡県筑前町で痛ましい小中学生のいじめ自殺が相次いで発覚しテレビや新聞で連日報道されている。そして、学校、教師、教育委員会の責任逃れの対応や、さらには文部科学省がいじめによる自殺が過去7年間ずっとゼロであると発表していた事も非難の的となっていたように思う。
私もそれは確かにその通りであり、学校や教師も決して許されるべきものではないと思うのだが、果たしてこの事件において、学校側を責めることだけが唯一正しい判断なのだろうかと疑問に感じるのである。マスコミや評論家が述べないことを敢えて言えば、そこに親の責任というのは存在しないのか、さらには、可哀想だけれど、どうして死なないで生きようとしてくれなかったのか、と考えてしまうのである。
私自身も含めて、多くの人達は程度の差こそあれ、いじめた経験、いじめられた経験があるし、ほとんどの人間が常に自分にコンプレックスを抱え悩みながら成長していって何とか社会人になっていく。そして実社会に出ればもっと過酷な局面にも当然直面する。
私は、今回の事件について教師と学校側の最も大きな責任は、卑怯を憎む心と生きる力(本能)を生徒に対して教えてこなかったことではないかと思うのである。
又、これも報道ではほとんど触れられていなかったが、確かに日本の自殺者総数は増加の一途であるものの、小・中・高校生の自殺者数は減少傾向にある。実際、30年前の3分の1にまで今は減っており、今回の過剰報道で、嘗ての岡田有希子現象のような誘発が起きないことを望みたい。ちなみに神奈川県内(公立)の児童の昨年度自殺者数は中学生2人、高校生1人の計3人である。
さて、神奈川県の公立小・中・高校におけるH17年度のいじめ発生認知件数は前年比11.9%増の2,019件であり、愛知県に次いで全国ワースト2位となっている。この危機的状況を打破するために、教育正常化へ向けてこれからも私は邁進していくつもりだ。

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