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小島健一事務所所在地

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青葉区随想 852013/11/15
No.85(無題)

以前に述べたかも知れないが、私は、神奈川県議会日韓親善議員連盟と同様、日中親善議員連盟に加盟していない。それは、日中友好の前提として、深刻な人権侵害であるチベット、ウイグル問題の解決が必須だと考えているからである。さらに、昨年は超党派の議員で日本ウイグル地方議員連盟を結成し、ウイグルを応援してきた。
さて、去る10月30日、北京の天安門前で車両突入事件があり、ウイグル人夫婦とその母親が死亡、その後、ウイグル族の容疑者5名が公安当局に拘束された。中国政府は、これを「テロとの戦い」と位置付け、イスラム教徒であるウイグル族をアルカイダの如きテロ集団として世界にアピールし始めた。これは正に、ウイグルに対する現在進行形の民族弾圧を正当化させることに他ならない。
歴史を振り返れば、1949年、中国共産党はウイグルを侵略・占領し、1964年以降は46回の地上核実験を実施して数十万人を死亡させたと言われている。現在は、彼らの穏やかなイスラム信仰に弾圧を加え、ウイグル民族を根絶やしにするための卑劣な民族同化政策を行い、若者達を次々と不当逮捕している。そして、家族の懸命な訴えにも関らず、彼らは今も行方不明のままなのだ。
実際、今回の天安門での事件は、激しく燃えた車両の中にイスラム過激派の関与を示す旗だけがご丁寧に焼け残っているなど、不可解な部分が多い。そもそも中国政府の発表というのは嘘と捏造だらけだと私は思うが、結局、本当に悪い奴は誰なのか、私達は真剣に考えるべきだ。ましてや、何かにつけ中国の言い分を擁護し、日本を否定し貶める連中には、中国共産党の侵略で祖国を失ったウイグル人達の声を聞けと言いたい。
今回の事件があった当日、私は、式年遷宮で多くの人が訪れている伊勢神宮を参拝していた。世界でも珍しい女性の最高神である天照大神に祈りをささげながら、ウイグルの平和と安寧についても祈った。

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