旗幟鮮明 52009/05/01
新型インフルエンザ
5月に入り、テレビ各局は
新型インフルエンザの報道を一日中流している。
正にWHOが警戒レベルを上げる度に
日本中が震撼していると言っていい程の状況である。
神奈川県も、横浜市内で感染の疑いがある症例発生後、
早速、知事を中心として神奈川県危機管理対策本部会議を開催し、
発熱相談センターへの早期連絡の県民への周知徹底と、
今後の国や県内市町村との連携を確認した。
今回は、横浜市長が国の性急な対応を批判するなど、
かつてない位、危機管理に対してピリピリした状況であるが、
それ程までに全精力を挙げて水際での新型インフルエンザ流入を
阻止している政府の姿勢は評価できる。
が、政府の過剰な未確定報道が
パニックを逆に引き起こす可能性もあるのでは
という危惧を抱くのは私だけではないだろう。
さらに、神奈川での受動喫煙防止条例制定の根拠となった
タバコ規制についてのWHOの警告をこれまでほとんど無視し続け、
その上何故か豚インフルエンザの「豚」の呼称を
「新型」へと直ぐに変更した政府に対して
払拭できない違和感が私にはある。
だが、ともあれ、我々自身の自己防衛こそが
何より肝要であることは言うまでもない。
