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青葉区随想 72007/02/15
No.7(無題)

先日、官製談合で現職知事が逮捕されるという事件の後に行われた宮崎県知事選挙で「そのまんま東」氏が見事当選を果たした。保守王国と言われていた宮崎で何ら支援団体を持たない元タレント候補が圧倒的勝利を収めた事は私にも衝撃的であった。当初、もし東氏を当選させたら全国の笑い者になるとさえ言われていた雰囲気で始まった選挙戦だったが、仲間のタレントの応援も受けない姿勢や、宮崎弁を駆使した解り易くて愚直とも言える演説は私もテレビを見ていて胸に響くものがあった。当選後は、田中康夫前長野県知事の事例にひっかけて「県庁職員には出来るだけ名刺を配らないことにした」と冗談も言っていたが、これからが正念場である。宮崎県政が「そのまんま」の状態で4年間経過しないことを期待するが、何はともあれ今回の新知事登場により全国で宮崎県の知名度が大幅にアップしたことだけは間違いない。
さて、それから数日後に、映画「硫黄島からの手紙」を見る機会があった。実は一昨年前、厚木基地から米軍機でNLP(夜間離着陸訓練)の視察の為に硫黄島を訪れたことがあり、それ以来この島への特別な想いが私にはある。厚木基地から1,200キロ離れたこの島はジェット機で片道2時間近くかかる場所に位置し、現在は自衛隊が管理している。硫黄島には今尚13,000柱の遺骨が眠ったままであり、戦争の残骸が島内に点在しそのまま朽ち果てて残っている。この映画は、全編を通して戦争の矛盾・悲惨・残酷というものを淡々と見る者に訴えかけてくるのだが、当初5日で陥落するといわれたこの島を36日間も死守した栗林中将と多くの兵士達の最後に生きた時間が確かにそこにはあった。先人達の犠牲や労苦への感謝はもちろんだが、私は彼らの名誉こそ守り抜かねばならぬと改めて感じた次第である。今年は南京事件70周年ということで中国は歪曲したプロパガンダを既に開始している。そんな暴挙を私は絶対許すことができない。

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