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青葉区随想 272009/01/15
No.27(無題)

昨年は、原油価格の乱高下、リーマンショックに端を発した世界的な金融危機、その後の世界同時不況、そして回りまわって日本においては派遣切りが年末年始にかけて大きく社会問題化した事はご承知の通りである。また、先行きが見えない中で、今尚、多くの人が不安を抱えて暮らしているのも事実である。
神奈川県においても、平成21年度当初予算で県の税収不足が1800億円を上回る見通しであり、極めて危機的な状況であることは否めない。これは、景気後退によって法人2税の収入が大幅に落ち込むことが主たる原因であるが、予算編成にあたっては重要な施策を継続させつつ事業の見直しや県有施設の売却等、議員や職員の給与カットを含め議論していかねばならぬだろう。
ともあれ今回の世界不況の震源地である米国は、間もなくオバマ新大統領に政権が代わり新たな政策を打ち出す事になるが、今こそ世界第2位の経済大国であり、世界で一番米国債を有する日本が米国に代わって世界不況を克服・景気浮揚させる役割を果たすべき時なのではないか。
さて、今年は良くも悪くも総選挙が必ず実施される年である。民主党からは政権交代が声高に叫ばれてはいるが、私は自民党と民主党の足の引っ張り合いのせいで中々方向が定まらない今の日本の政局を打開するためにも、新保守勢力による政界再編に期待している。折りしも、今年のNHK大河ドラマは戦国時代の知勇兼備の武将直江兼続を主人公にした「天地人」である。兼続は秀吉や家康から一目置かれていた存在であり、さらに、「義」の精神を上杉謙信から学び、戦場においては「愛」という文字を自らの兜の前立に飾り戦ったといわれる名将である。戦国の乱世を一刻も早く終わらせ、領民達の苦しみを取り除き生活を守る事が、兼続にとっての「義」と「愛」であったはずであり、拝金戦国時代の今を生きる多くの政治家達はそれを鑑(かがみ)とすべしと思った平成21年元旦であった。

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