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青葉区随想 1272017/05/12
NO.127 日本国憲法施行70年

 日本国憲法施行から70周年目に当たる去る5月3日、私は砂防会館で開催された公開憲法フォーラムに参加した。これは民間憲法臨調と美しい日本の憲法をつくる国民の会共催によるものだったが、このフォーラムの中で安倍総理(自民党総裁)からのメッセージが会場に流された。その中で総理は、憲法9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加した上で、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020(平成32)年を新しい憲法が施行される年にしたいと明言された。
 結果的に、このメッセージは非常に大きく報道されることになったが、私自身、総理がこれほど具体的に憲法改正に関して踏み込んだことに、正直、驚くと同時に、漸く山が動き出したという感慨を覚えた。総理はまた、「自衛隊が違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくすべきだと述べられたが、私も全くその通りだと思う。現在、実に日本の憲法学者達の3分の2が自衛隊の存在を違憲と判断している。憲法守れ!と叫んでいる人達は、困った時だけ自衛隊に助けを求めながら、その矛盾や現実との乖離について本当に違和感を覚えないのだろうか。
 当然ながら、安倍総理が憲法を改正するわけではなく、今後、国会で発議が為され、国民投票によって憲法改正が決まっていくことになる。美しい日本の国柄を次世代に伝え、大災害から国民を守り、世界の平和と安定にリーダーシップを発揮できるような憲法を私は期待している。
 依然として北朝鮮をめぐる東アジア情勢は緊迫している。現在の憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、我が国の周りには平和を愛する諸国民など存在しないことは明らかだ。また、GHQ占領下、主権が取り上げられ言論の自由も制限されていた時代に一週間で作られた憲法が最良であるはずがないだろう。
 憲法改正に向け、平和を愛する日本国民の公正と信義を信頼したいと私は思う。

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