旗幟鮮明 1252020/01/01
NO.125　令和２年を迎えて

　昨年の漢字は「令」、流行語大賞では「ONETEAM」が年間大賞となり、「計画運休」「＃KuToo」等がトップ10に入った。例年とは違い、今回の流行語大賞に違和感はさほど覚えなかったが、敢えて言えば、ノミネート30に「れいわ新選組」が入っていたのに、なぜ「NHKをぶっ壊す」が無かったのかと個人的には思う。
　さて、2019年は平成から令和へという歴史的な御代替りがあり、大嘗祭という宮中祭祀、ラグビーワールドカップ日本開催もあった。これらは正に「一生に一度」経験できるかどうかの出来事だと私は思う。
　一方で、観測史上最強クラスの台風15号、19号が関東を直撃し、神奈川県にも甚大な被害をもたらした。現在もまだ復旧作業が続いている地域はあるが、台風による停電や浸水によって都市機能が一瞬で麻痺する状況を見るにつけ、さらなる防災対策の必要性を感じた次第である。
　しかし、肝心の国会はモリカケからサクラへと相変わらずの揚げ足取りや生産性のない議論ばかり。野党とマスコミは、安倍総理が反社会勢力のジャパンライフ社長を「桜を見る会」に招待していたと大騒ぎしながら、旧民主党鳩山総理も同じく招待していた事実や、朝日新聞の元政治部長がジャパンライフ顧問として莫大な報酬を得ていたことには頬かぶり。例えるなら「チコちゃんはNHKを叱らない」ということか。
　今年は東京オリンピック・パラリンピックの年。政治と違って愚直に勝利を目指す選手達の世紀のイベントをしっかり目に焼き付けたい。