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青葉区随想 1662020/08/21
NO.166 集団免疫

 去る7月16日、国会の委員会が開かれ、野党の参考人として東大先端研の児玉教授が新型コロナ対策について訴えをされた。それは、クラスターより強烈なエピセンターというものが発生しており、国を挙げてその制圧対策を講じなければ「ミラノやニューヨークの二の舞になる」「来月は目を覆うような惨状になる」というものだった。そして、野党はそれを根拠に政府の「GoToキャンペーン」を全否定した。
 果たして、それから1ヶ月が経過した。
 日本は目を覆うような惨状になっているだろうか。否、なっていないと私は思う。
 確かにPCR検査数を増やしたことにより、首都圏を中心に陽性者数は増加し、神奈川県でも100人を超える陽性者が連日報告されている。が、その内訳は50代以下の無症状・軽症者が多く、重症者や死者数が非常に少ないというのが現実だ。また、TVのワイドショーが未だにPCR検査を拡大しろと毎日騒いでいるが、そもそもPCR検査は7割程度の精度しかなく、偽陰性・偽陽性が出てしまう代物である。さらに、メディアは陽性者のことを全て感染者としているが、厳密には感染者と陽性者ではニュアンスが違うのだ。
 そんな中、既に首都圏の人間には何らかの過去のコロナウイルスに感染した「既感染」反応が確認され、集団免疫が確立されているという報告があった。おそらく政府は集団免疫確立説を念頭にGoToキャンペーンを一律中止にしなかったと推測する。コロナは完全に抑え込みはできない。今後も集団免疫を確立して共存するしかないと私自身も考える。
 今、コロナによる恐怖(心)が日本全体を覆っているように思う。人の往来や経済活動は自粛の美名のもとに縮小する一方だ。このままではコロナによる死者よりも経済的な死者の方が増えるのではないか。
 不安を煽るメディアのコロナ報道を私達自身が冷静に捉え、そして、行政は高齢者・重症者対策を重点的に進めながら同時に経済を回していくべきだ。

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